海外の反応「ゲゲゲの鬼太郎」15話「ずんべら霊形手術」

海外の反応「ゲゲゲの鬼太郎」15話「ずんべら霊形手術」

アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」6期15話「ずんべら霊形手術」に対する海外の反応を翻訳してまとめました。

海外ファン

逆説的に言えば、彼女はあるがままの自分を受け入れたという解釈もできる。

前回、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」9話「河童の働き方改革」に対する海外の反応はこちら。

参考:1. 2. 3. SNSなど

第15話予告動画

ゲゲゲの鬼太郎 第15話予告 「ずんべら霊形手術」

アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第15話「ずんべら霊形手術」に対する外国人の評価と感想

女子生徒:ブサノのくせに!(Talk about "Boo-sano")

普段は感想スレッドは読む専門で滅多に書き込むことは無いんだけど、このエピソードを見たら無性にコメントしたくなった。

女性たちの虚栄心を諌め本来の自分を好きになることが大切だ、みたいな陳腐でありきたりな話になるかと思いきや、時代性を巧みに取り込み、ベタな展開を回避したことに称賛を送りたい。

キララは他の誰かのために、ましてやボーイフレンドのために綺麗になりたかったのではない。

何よりも自分の幸せ、自分のために綺麗になりたかった。たとえどんな犠牲を払ったとしても。たとえ物語の主人公たちの価値基準から外れていたとしても。

このエピソードの特異で素晴らしい点は、そうしたキララの選択の顛末を否定的に描かなかったところだ。

画一的な美の基準から外れた人間を虐め疎外する一方、そうした人間が整形手術にすがろうとすることに嫌悪する風潮がある。

しかしキララは自分が求める幸福を手にするため、たとえ他人から悪く思われたとしても自分を信じ行動した。そうした自立した価値観を持ったキャラクターがアニメで見れたことは望外の喜びであった。

文句なしのベストエピソード。

鬼太郎がほとんど活躍しない回だったけど、プロットの巧みさに感動した。

これぞ現代に鬼太郎を描く意味があるエピソードだった。脚本家に拍手を送りたい。

キララ:全部あんたのせいだ!(It's all your fault!)

子供向けのアニメにしてはとても進歩的で過激な内容だったと思う。

進歩的:
内面が大事というお決まりの展開ではない。

過激:
ブスキャラが容赦ないほどブスで醜かったこと(笑)

キララは遅かれ早かれ二代目妖怪ずんべらになるんじゃないかな。けどキララはそんなことをちっとも気にしたりはしないと思うけど。先にねこ娘やずんべらに出会ったキララにとったら妖怪になってしまうことに対する忌避感も無さそうだし。

そもそもずんべらという妖怪は社会にとっての脅威だとか災難をもたらす妖怪には思えなかった。

たとえ妖怪になってしまったとしても、ズンベラのような美女になれるのであれば喜んで死人の仮面をかぶると思う。

ズンベラ:美しい顔に生まれ変わることができる。(You can be reborn with a beautiful face.)

ズンベラが好きになった。己の利益のために人間を襲う強欲な妖怪と違って、彼女は綺麗になりたいという人間の欲望を満たしているだけ。

人間を殺して顔を奪っているわけでもない。彼女の行いは道徳的にはグレーな行為かもしれない。けど彼女のオファーを受けるか受けないかはあくまで人間側の問題。

それに気に入らなければ、元の顔を戻してあげるほどの優しさも備えている。思春期特有の女の子が抱える悩みを利用しているかもしれないけど、大きな実害があるわけでもない。ねずみ男なんかよりはよっぽど良心的な妖怪だと思うな。

己の欲望のために人間はどれだけ身を落とすことができるのか、どこまで代償を払えるのかを考えさせられた。

怪しいスカウト:芸能界に興味がありませんか?(Are you interested in the entertainment indusrty?)

エンディングはファンタスティックだったと言わざるをえない。虚しいとかショッキングな終わり方ではないと思う。

個人的には、ユウスケは偽善者に見えた。本質的には悪い人間だとは思わないけど、キララの本心に気付いてあげられるほどには洗練されてはいなかった印象。

キララに向かって後になってから、顔なんか関係ない、そのままのキララが好きだと言うユウスケ。確かにその通りなんだろう。けどだったらどうして彼に群がるグルーピーがキララを虐めた時に助けてあげなかったんだろうか。グルーピーに囲まれるがままで、決してキララと歩きたいと言って、彼女の手をどうして取らなかったんだろうか。

言葉では何とでも言える。ユウスケがもっと早くから勇気を持ってキララに思いを告げて彼女のボーイフレンドになっていれば、キララは違う道を選んでいたかもしれない。

ユースケは醜い女の子の彼氏になることを躊躇してしまった。そして心のどこかで周りの目を気にしてブスな女と一緒にいるところを見られたくなかったのではないか。

エンディングは肯定的でしかもポップな終わり方で好感が持てた。その分、ユウスケは最後までナイーブなイケメン止まりなのは可哀想でもあった。

代償を払う覚悟があるのなら、求めなさいというメッセージ。

「そうまでして美しくありたい」というキララの選択には賛否両論があるのは分かる。けど彼女は彼女のこれまでの体験(ブスだった頃に受けた仕打ち)からその選択が正しいと確信していたのだと思う。彼女の決断は私たち社会が後押ししたんだから。

イケメン:やっぱり整形とか?顔なんてどうでもいいのに(You got plastic surgery? But, your face doesn't matter.)

キララはたった一人の男から好きだと言われても満足できない性格なんだと思う。他者からの承認が多ければ多いほど、気持ちよくなるタイプ。そういう意味では元々彼女は芸能人気質だったのかもしれない。

ズンベラ:お前たちが着けていたのは死人から剥ぎ取った顔さ(What you were wearing were faces peeled off from the dead.)

日常的に僕らは、ありのままの自分を受け入れなさい、そして他者をありのまま受け入れ、他者にありのままの自分が受け入れられることが幸せになる鍵であると喧伝するメディアに囲まれている。しかしそれと同時に、メディアは美しい者たちを日々祭り上げている。

キララはそんなありのままの彼女を受け入れると言ってくれる恋人がいたにもかかわらず、彼女は偽りの理想の自分を選んだ。

醜かった頃には決して得られなかった他者からの羨望の眼差しを彼女は手放すことができなかった。内面ではなく外面の美しさを重視した彼女の決断には議論の余地があるだろう。けどそれもまた彼女の意志なのだ。

今後の彼女の人生がハッピーエンドで終わるのか、それともバッドエンドで終わるのか。それは誰にも分からない。

イケメン:他の子は僕のことを顔でしか見ていない。でもキララさんは違う。キララさんの手紙からはあなたの心の美しさが伝わってくるんだ。(The other girls only see me for my face. But you're different, Kirara-san. The beauty of your heart is converyed through your letters, Kirara-san.)

逆説的に言えるのは、彼女はあるがままの自分を受け入れたということ。そう。彼女は自分の欲望に素直に従った結果があの結末である。

そういった意味では彼女は偽りの顔を手に入れることで本当の自分になれたんだ。

野暮な指摘かもしれないけど、死体から剥ぎ取った顔が女優になれるほど美しい顔ということは、生前のその顔の持ち主はその美貌で有名だったはずだから、誰かしらに「その顔を見たことがある」みたいな指摘を受けてもおかしくない。

「新人女優のキララさんは往年の名女優~さんの生き写し」みたいな宣伝文句で売り出されてたりして。

キララ:勘違いしないで!あたしはあんたのために顔を変えたんじゃない!あんたなんか好きじゃない。あんたの隣にいるあたしが好きだっただけ!(Get over yourself! I didn't change my face for you! I don't even like you! I just like myself next to you!)

ズンベラに出会うまでは人生ハードモードだったキララの気持ちが痛いほど分かる。特に思春期時代の狭い世界の中では、見た目がすべてのように思え、彼女のように醜い女の子は自殺さえ考えてしまうものだから。

でも彼女は死を選ばなかった。自分の容姿に自信が無いながらも、キュートなフリルの付いたソックスを履いたりして、少しでも可愛く見えるよう涙ぐましい努力をしていた。

実際のところ、彼女は顔以外はとても美しかった。スタイルもいいし髪だってストレートで美しい黒髪をしている。

ただただ顔が醜いばかりにすべてが徒労に終わっていた。

そんなキララにとってはズンベラの霊形手術は千載一遇のチャンスだった。夢にまで見た好機。顔さえ可愛くなれば「普通」の人生が送れると考えるのも当然。

ユウスケという醜いキララを丸ごと受け入れてくる男の子と付き合えば、妖怪に頼らずとも幸せになれたのにと考える人がいるかもしれない。

けど私の考えは違う。「本当の私を受け入れてくれるのはユウスケ君ただ一人だけ。彼がいなければ生きている意味がない」というような恋人関係は決して精神的に健全な男女関係ではない。他人に自分の幸せを依存しているという点でいえばむしろ有害でさえある。

他人に依存しないで自立して生きるために彼女は別人の顔になることを選んだ。たとえどんな犠牲を払ったとしても。だってそれは彼女が心から望んだことなんだから。

でも皮肉だと思わないか。

どこかのエピソードで、鬼太郎が妖怪に対して「自分と異なる者を認められない奴が大嫌いだ!」と言ってたけど、人間こそ自分と異なる人間を認められない最たる存在なんだよね。

だからキララは人間社会から疎外された。

もしキララがあの醜い容姿で人間ではなく、妖怪として生まれていたら、妖怪の社会では受け入れられていただろうか?妖怪界でも見た目の差別は存在するのだろうか?

キララ:それまであたしは死んでたの!もう生きながら死ぬのは嫌!(Until then, I was dead! I'm sick of being dead while alive!)

神様は不公平。だからありのままの自分というカードは人によって違う。

不利なカードをシャッフルする機会を与えられたら、それを選ぶのは当然だと思う。

世の中には不利なカードだけではなく、本来配られるはずだったカードではなく、見当違いの、種類の違うカードが与えられる人間だっているんだ。たとえば性同一性障害で苦しむ人間だ。

彼、彼女たちが本来の体を手に入れるために肉体にメスを入れることに反対できようか?

キララを最初見た時、髭を剃ったねずみ男がゴスロリのコスプレでもしてるのかと思ったくらい。

そりゃ、顔だって変えたくなるよね。

キララ:どうしてそこまで?(Why do you care so much?)
イケメン:これまであなたが僕を支えてくれた。これから僕があなたを支えたい(You've supported me until now. From now on, I want to support you.)
キララ:どうして気付かなかったんだろう?あたし、幸せだったんだね(Why didn't I realize it? I'm so lucky.)

ひょっとしてねこ娘さんもズンベラの霊形手術のお世話になってたりして。

6期の彼女はそのくらい美しさが尋常じゃないくらい跳ね上がってる。顔だけではなく、豊胸やお尻にシリコンを入れたりといった、体全体をイジっている可能性だってある。

そりゃねえ。ねこ娘さんみたいに可愛ければ、自分らしく(Be yourself)なんて綺麗事も受け入れられるかもしれないけど、現実はそんなに甘くないよね。 ネコ娘さんだって自分の美しさにご執着のようだし。

イケメン:キララさん?!

ユウスケには最後に挽回するチャンスが与えられていたと思う。最後の最後にキララに遭遇した時にグルーピー女たちを捨てて彼女の元に走っていれば・・・ユウスケは受け入れられていた可能性も・・・

ユウスケって一応は芸能人?アイドル?なんだよね。だったら彼みたいなアイドル・タレントにキララみたいなブスが彼女になっても、キララは嫌な目に合うだけだと思うの。

彼のファンからの嫌がらせだってあるだろうし、彼の事務所だって自分の看板タレントが醜い女と一緒にいるところをパパラッチでもされたら商品に傷がつくといって無理やり別れさせられる可能性だってある。

そういった意味でも彼女の選択は正しかったと思う。

>>19
>ユウスケは受け入れられていた可能性も・・・

ないない。いかにも未練たらしい男の発想。

ユウスケの前にキララが現れたのは、ユウスケとよりを戻そうと思ったからではなく、美しくなった自分を見せびらかしたかっただけ。

加えて、ユウスケと同じ芸能界に入り、レッドカーペットを歩くほどに人気者になったのはあなたが気にしないといった「顔の美しさ」のおかげだった。あなたがどう思おうが世間は「見た目」でしか人を評価しないのよ、と伝えたかったのだと思う。

>>21
キララには悪意はなかったと思うよ。

単純に美しくなったことで幸せになれた、と報告したかっただけ。一応はかつては憧れて好きになった人だから、ユウスケのことを嫌ったり蔑んだりなんかしてないよ。ただ純粋な気持ちから自分が幸せな姿を見せたかったんだと思う。元彼を結婚式に招待するようなもの。

キノを思い出した。王道っぽい物語にひねりが加えられてて見る者の常識を揺さぶってくる。

素晴らしいエピソード。

自分が子供の頃に見たかった。子供の頃の自分ならキララの選択をどう受け取っただろうか?

親になって子供ができたら、ポケモンと鬼太郎は絶対に子供に見せたいアニメだね!

 

***
以上となります。











コメント欄

  • Comments ( 19 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By 名無しのファントムさん

    お前の隣にいる私が好きだっただけ!ってのは、ひどく聞こえるけど実際女性が付き合う理由としてはありふれたものの一つだからなぁ。逆に言えば女性にそう思わせる事も男の大事なステータスの一つなわけで。イケメンてのは初めからその資質を備えてるからズルいもんだ。

  2. By 名無しのファントムさん

    話関係ないけど、この猫娘は何度みても最悪だなw
    これこそ安っぽい整形顔だろ

  3. By 名無しのファントムさん

    まあキララの選択は当然とも言えるよな
    あの男がキララを好意的に感じていたのは事実だろうけど、ブスのときには突き飛ばされたキララを助けず、整形後には駆け寄ってるところに深層心理が描写されてるし
    なにより元の顔のときの周囲のキララに対する扱いがひどすぎる

  4. By 名無しのファントムさん

    内容は知らんけど名前の感じだとブサイクなキララのモデルは貧困少女うらら?

  5. By 名無しのファントムさん

    自分自身に価値を見出せない女は無茶な減量をしたり高価なブランド物に身を包んで、
    羨望や嫉妬の視線を集めて悦に入ろうとする。
    でもその視線の先にあるものは、「細身」だったり「高価やブランド物」であって
    「本人」にはまるで関心がないんだよね。だって本人だって価値の分からないモノなんだから、
    他人が興味や関心を示す筈がない。

    キララにとってはその手段が「死人の顔」だった。

    彼女がこの先「他人の顔」で永遠に輝き続けたとしても誰も「本人」には無関心のままだろう。
    不細工な時も理解者は居なかったが、美人になっても何も変わっていない。
    入れ替わりの激しい芸能界で人として輝ける期間なんて、死なない妖怪にすれば瞬く間もないだろう。
    その時こそ、ずんべらが他人に霊界整形を進める理由が分かるだろう。

    • By 名無しのファントムさん

      匿名でいくら何を書き込もうとも、誰もあなた本人には関心がない。それでもなぜ書き込むか?
      それがあなたの意思の表明であり貴方の書きたいことだから。
      彼女の新しい顔は、それが彼女の意思の表明であり、周りが本人に関心があろうがなかろうが彼女にとって意味があることなのです。

  6. By 名無しのファントムさん

    外見の美しさだけでなく学歴やら職業上の成功などに置き換えてもいいけど、社会的評価と自分らしさは「別のもの」ではあるけど「相反するもの」ではない
    高い社会的評価を受けながら自己を確立している人もたくさんいるし、社会的評価を得られないし自分らしさも確立できないなんて人もたくさんいる
    むしろ社会的評価から離れて「自分探し」なんて始めたらドツボにハマるだけなことが多い

  7. By 名無しのファントムさん

    ずんべらの霊形手術を受けるだけで、つまりは顔というマイナス点を無くすだけで、
    レッドカーペットだからね。
    顔以外のきららのスペックがどんだけ高かったかという話でもあるわな。
    ソレと過去の虐待されぶりを思うと、きららの選択を否定はできないよな。

    • By 名無しのファントムさん

      可愛いだけのアイドルなんて星の数ほどいるけど、そんな有象無象にはレッドカーペット歩くなんて100年かかっても無理。
      きららは才能もあっただろうけど、顔というどうしようもない点以外は、相当に努力してたって事だろうね。

  8. By 名無しのファントムさん

    これ日本でも放送時かなり話題になったわ。

  9. By 名無しのファントムさん

    これは韓国人に喧嘩を売ってるだろwww

    • By 名無しのファントムさん

      逆でしょ。それでもいいよって言ってるんだから。

  10. By 名無しのファントムさん

    ネットでも「ありのままの美しさ~」や
    「認めてくれる人が現れたから~」みたいな定番展開への逆張りで
    妙に称賛コメントが多かったけど
    それはそれで俯瞰で見れば現代の病だよな
    というかあれは肯定というよりは
    そういう「モンスター」になったってオチだよな

    • By 名無しのファントムさん

      肉体は老いるが、顔が若いままだと、それはそれで化け物だな。

    • By 名無しのファントムさん

      だよな、あれは美の為に人間やめたって話だろ。
      今はいいけどその先は後悔しないかい?ってやつ。

      現実にも美を追い求めて妖怪みたいな顔になったやつとか、人を殺して血を飲んだりする妖怪のようなやついるよねー。

  11. By 名無しのファントムさん

    化粧や着飾ったりするのと何ら変わらないけどね。
    日本人は少なくとも親に貰ったからだに傷をつけるなんてって説教じみた批判が多いけど、本人が満足するのが一番いいわけ。
    それこそ引きこもりだろうが落ちこぼれだろうが、社会に迷惑かかってなければ問題ないよ。

    • By 名無しのファントムさん

      いや、迷惑の元凶だろ

  12. By 名無しのファントムさん

    ずんべらが害悪のない妖怪だとかずんべらの影響で妖怪になっても問題がないとかどこを観てたんだろうか?
    人魂食わなきゃならない=実質人喰いなわけで明らかに害悪だろ

  13. By 名無しのファントムさん

    海外の反応もっとよみたい、日本的な社会風刺をどう受け止めているのか知りたいです